※本稿は、2024年の東京都知事選に出馬の意向を示している田母神俊雄氏の公約発表会見の内容を要約したものです。
1. 自己紹介と立候補の決意
1.1 年齢と体力に関する言及
皆様、本日は大変お忙しい中、事務所にお越しいただき、誠にありがとうございます。間もなく選挙戦が始まりますが、私は都知事になるために全力で努力していく所存です。
私、田母神俊雄は75歳で、確かに後期高齢者ではありますが、まだまだ体力があります。皆さんからは「どう見ても74歳にしか見えない」と言われるほどです。バイデン大統領やトランプ大統領と比べても若いので、まだまだ頑張れるという自信があります。75歳という年齢は決して詐称しておりません。都知事選では、2番ではだめで、1番にならなければいけないと考えており、そのために全力を尽くす覚悟です。
私と接触したことのない方は、私をガチガチの硬い人間で取り付く島がないと思っているかもしれません。しかし、実際の私はお茶目でやんちゃで、本当にいい人間なのです。皆様には、ぜひこの機会に私の人柄を知っていただきたいと思います。
1.2 日本の現状認識と東京の重要性
さて、日本の現状を見ますと、残念ながら衰退途上国の状態にあると言わざるを得ません。国際的な影響力はどんどん低下しており、このままの政治では未来が描けません。そんな中で、東京は日本の政治において大きな影響力を行使できる重要な場所だと考えています。東京が強くならなければ、日本も強くなることはできません。この認識が、私が今回東京都知事選に立候補した最大の理由です。
日本の政治家は、概して「いい人」が多いのですが、それは同時に「弱い人」でもあるのです。国際社会において自分の思っていることを十分に発言できず、歯がゆい思いをしています。そういった状況の中で、私は以前の都知事であった石原慎太郎氏のような強い姿勢で臨みたいと考えています。石原氏のように、東京から日本を立て直すべく全力を尽くす所存です。
私は本当にいい人間です。どうか皆様、私に東京を、そして日本を変える機会をお与えください。よろしくお願いいたします。
2. 主要公約
2.1 災害に強い東京の実現
私の公約の最重要項目の一つは、災害に強い東京を実現することです。日本は最近この20年ぐらいの間に5回も6回も大きな地震に見舞われ、台風や大水害も頻発しています。災害に非常に見舞われやすい状況になっていると言えるでしょう。
特に注目すべきは、関東大震災から既に100年が経過していることです。いつ東京に大きな地震が来てもおかしくない状況にあります。このような背景から、私は公約の1番目に「災害に強い東京」を掲げさせていただきました。
具体的な事例として、今年1月に起きた能登半島の地震と、その3ヶ月後の4月に発生した台湾の地震を比較してみたいと思います。台湾の方が復興のスピードが早いという状況が見られました。これは明らかに準備の差だと思うんですね。
日本も、そして東京も、他の都市に負けないように被災者を救護できる体制をちゃんと準備しておくべきです。核シェルター等についても当然検討して準備しておくべきものだと考えています。
2.2 都民の生活向上と世界から尊敬される東京の構築
都民の皆様の暮らしをいかによくできるかが、私の最大の争点です。
私の目指す理想の東京像は、世界中から人々が訪れ、尊敬される都市です。「さすが日本の首都だ」と世界から認められる東京を目指したいと考えています。
具体的には、世界からたくさんの人が来て、尊敬もされるような東京を目指したいと思います。世界が「さすが日本の首都だ」と認める東京を作り上げていきたいと考えています。
3. 小池都政の評価と批判
小池さんもそれなりに頑張っておられたと思うんですよね。色々都民の生活を守るために取り組んでこられました。でも、最近決めたことでですね、どうも理解できないなということが2つほどあります。
3.1 神宮外苑の森の開発問題
まず神宮外苑の森を伐採し開発するという計画です。神宮の森っていうのは東京都民にとってもですね、非常に神聖なものなんではないかと私は思うんですね。わざわざあれをなくすんですかと。開発のためにというのが、1つですね。これには反対ですね、という思いがあります。
3.2 新築マンションへのソーラーパネル設置義務化の是非
それと来年の4月から東京は新築のマンションとかにソーラーパネルの設置が義務付けられることになりました。
でもこれはですね、結局住宅の値段を押し上げるわけですよね。まあの会社の者にま課せられるということですけれどもですね、当然それは住民に値段となって跳ね返ってきてですね、より高いコストをかけて住宅に住むことになる。なぜそんなことするんだろうかと。
しかもこのソーラーパネルはですね、現在まだ90%以上中国で作ってるんです。で強制労働なんかで作られてるんです。そういったことで東京都民が犠牲になってですね、中国を儲けさせるという、こういったことをなんで決めるのかと。
私は東京から成田空港なんかに向かう時にですね、千葉県とかに入るともう緑の野山が見えないようなとこがいっぱいあります。ソーラーパネルで。これこんなことしていいのかなと。こんなに日本のですね、古からの緑の景観を損なっていいんだろうかという思いもありますし。
このソーラーパネル条例は、私は見直すべきだという風に思ってます。そういう意味でですね、ちょっとなんか誰かに動かされてるんじゃないのかなという気がいたします。
4. 安全保障に関する見解
4.1 核シェルター整備の必要性
安全保障の観点から、核シェルターの整備は重要な課題だと考えています。日本はですね、各シェルター率が非常に世界でも最下ぐらい低いんです。これは深刻な問題だと認識しています。
特に、最近の20年ぐらいですね、5回も6回も大きな地震が来る、台風は来る、大水は来るということで、日本は災害に非常に見舞われやすい状況になってるという風に思います。関東大震災が終わってですね、もう既に100年経過しますんで、いつ東京に大きな地震が来てもおかしくないという状況だと思います。
そういった中でですね、事故が起きた時、敵からの攻撃も含めて、富をいかに守るかということについてはですね、十分に検討してお金をかけて準備しておくべきことだと思います。核シェルター等についても当然検討して準備しておくべきものだという風に考えています。
4.2 有事の際の都民避難計画
有事の際の都民避難計画については、私の自衛隊での経験を活かして検討していく必要があると考えています。しかし、正直なところ、私も自衛隊を離れてかなりの期間が経っています。具体的にはあの今年野半島の地震が1月ありましたで、4月に台湾の地震があったんですね。3ヶ月後に起きた台湾の地震なのにですね、台湾の方が復興が早いというような状況です。これはやっぱり準備の差だと思うんですね。
私自身は自衛隊を離れてもうかなり期間が経ってますので、そうですねえ15年以上経ってますので、今現在の検討状況は承知しておりません。私自身が近々のところで避難のやり方を検討したということは今のところありません。これから考えます。
これは他の方にはできないと思いますので、是非私に任せていただきたいと思います。日本もよその都に負けないように、東京も日本の都に負けないようにですね、ちゃんと被災者を救護できる体制、これを準備しておくべきだと思います。
5. 選挙戦略と支援体制
5.1 デヴィ夫人の応援と調整
選挙戦略と支援体制について、特にデヴィ夫人の応援に関して詳しくお話しさせていただきます。
まず、デヴィ夫人には、私が東京都知事選に出馬するということは一応お伝えしてあります。この点については確実に伝達済みです。
しかしながら、具体的な応援の内容やその方法についてはまだ詳細が決まっていません。そこで、細部までどのように応援していただくかということについては、これから調整していく予定です。
具体的には、私の選挙対策チームから担当者を派遣してデヴィ夫人側と打ち合わせを行い、調整させていただくことになると思います。この過程で、デヴィ夫人の特性や強みを最大限に活かせるような応援の形を模索していきたいと考えています。
なお、デヴィ夫人に限らず、応援してくださる方々については皆さん、可能な限り応援していただくという方針で臨みたいと思います。多くの方々のご支援をいただきながら、この選挙戦を戦い抜いていく所存です。
私としましては、デヴィ夫人を含め、さまざまな方々からのご支援を得られることを大変ありがたく思っています。それぞれの方の個性や影響力を活かしながら、効果的な選挙活動を展開していきたいと考えています。
最終的には都民の皆様お一人お一人のご判断が重要です。私の政策やビジョンを正確にお伝えし、皆様のご理解とご支持を得られるよう、全力で取り組んでまいります。デヴィ夫人をはじめとする支援者の方々のお力添えをいただきながら、都民の皆様の声に真摯に耳を傾け、東京の未来のために全身全霊を捧げて頑張っていく所存です。
6. 質疑応答での主要なポイント
6.1 東京の理想像
私が目指す東京の理想像は、世界からいっぱい人も来るし尊敬もされるし、そういった世界がさすが日本の首都と認める東京を目指したいという風に思います。
6.2 災害対策の具体的アプローチ
災害対策については、特に地震への備えを重視しています。関東大震災から既に100年が経過しており、いつ東京に大きな地震が来てもおかしくない状況だと思います。
具体的には、今年1月に起きた能登半島の地震と、その3ヶ月後の4月に発生した台湾の地震を比較すると、台湾の方が復興が早いという状況が見られました。これは明らかに準備の差だと思うんですね。
日本も、そして東京も、他の都市に負けないように被災者を救護できる体制をちゃんと準備しておくべきです。核シェルター等についても当然検討して準備しておくべきものだという風に考えています。
6.3 ソーラーパネル政策の見直し
このソーラーパネル条例、私は見直すべきだという風に思ってます。
先ほど述べた問題点に加えて、私が特に懸念しているのは、この政策が誰かに動かされて決められたんじゃないかという点です。そういう意味でですね、ちょっとなんか誰かに動かされたになってんじゃないのかなという気がいたします。
政策決定の過程や背景について、もっと透明性を持たせる必要があると考えています。都民の皆様の利益を最優先に考えた政策であるべきで、外部からの不適切な影響があってはならないと思います。
この政策の見直しにあたっては、環境保護と経済発展のバランス、都民の生活への影響、そして政策決定プロセスの透明性を重視して検討していく必要があります。都知事として、こうした観点から慎重に再評価を行い、より良い解決策を模索していきたいと考えています。
7. 人柄アピール
私は75歳ですが、後期高齢者ですがまだまだ体力があって、皆さんからはどう見ても74にしか見えないという風に言われます。バイデン大統領やトランプ大統領は若いんでですね、まだまだ頑張れるかなという風に思っております。75歳、年齢の詐称はしておりませんで、私はまあ2番でいい人もいるみたいですけども、1番にならないといけないんでですね、是非頑張っていきたいという風に思います。
8. 今後の展望とまとめ
8.1 今後の展望
皆様、本日は大変お忙しい中、私の記者会見にお越しいただき、誠にありがとうございます。間もなく選挙戦が始まりますけれども、成敗頑張ってですね、都知事になるために努力をしていきたいという風に思います。
これまでの内容と重複しない部分に焦点を当てますと、私は元都知事の石原さんのような強さを持った政治家を目指しています。石原さんはですね、非常に強い人だったんではないかと思いまして、私も石原さんのように頑張ってみたいなという風に思っております。
なんとか東京から日本を立て直すべくですね、頑張りたいという風に思います。
最後に改めて申し上げますが、私は本当にいい人なんですね。今日はそれだけ覚えて書いていただけよろしくでございます。頑張ります。よろしくお願いします。
8.2 田母神俊雄氏の公約まとめ
分野 | 公約内容 |
災害対策 | - 災害に強い東京の実現
- 核シェルター整備の検討
- 被災者救護体制の強化 |
都市開発 | - 神宮外苑の森の保全(開発計画への反対) |
環境政策 | - 新築マンションへのソーラーパネル設置義務化の見直し |
国際化 | - 世界から尊敬される東京の構築 |
安全保障 | - 有事の際の都民避難計画の検討 |
経済 | - 都民の生活向上(具体策は未詳) |
政治姿勢 | - 強い政治家像の追求(石原慎太郎氏を模範) |
注:この表は会見の内容から抽出した主要な公約をまとめたものです。